音楽レーベルやハリウッドの映画制作会社に代わってファイル交換ネットワークを監視するサービスを提供しているBayTSPは、新しい音声と動画のフィンガープリント技術によって、YouTube、Dailymotion、Yahoo Videoなどのサイトで著作権侵害を追跡できるかどうかを検証する試験を開始する。
米国時間4月21日夜遅くに発表された声明によると、BayTSPはNTTと提携した。NTTは自社のコンテンツ識別エンジンをBayTSPの認証プラットフォームと組み合わせる予定であり、両社はこの試験によって著作権所有者に代わってユーザー生成サイトを監視する商用サービスの道を開くことができるものと期待している。
この発表ではYouTubeなどの動画サイトが試験に参加するのかどうか、また試験がどの程度の期間にわたって続けられるのかについては言及していない。しかし、BayTSPのフィンガープリントライブラリが、こうしたサイトのいずれかで「ユーザー生成コンテンツ」に「著作権を侵害する素材が含まれるかどうかを特定するために」使用される予定だと述べている。
「今回の試験の目的は、動画と音声のフィンガープリントサービスを導入し、コンテンツの所有者が自分の知的財産が世界中でどのように使用されるかを管理できるようにすることだ」とBayTSPの最高経営責任者(CEO)であるMark Ishikawa氏は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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