リクルートの子会社であるブログウォッチャーは3月21日、ブログやウェブサイトに自動的にタグを付け、同じタグを持つ記事同士を関連付けるサービス「thatsping(ザッピング)」アルファ版の提供を開始した。
thatspingは、ブロガーが自身のブログやウェブサイトに専用のJavaScriptコードを貼付することにより、閲覧者がそのサイトを訪れる際に使用した検索ワードやそのサイトに滞在した時間のデータを取得して、自動的にそのサイトにタグを付与し、同じタグを持つ記事同士を関連付けて一覧表示する「受動系」のソーシャルブックマークサービス。
例えば、「アメリカ旅行」という検索ワードで、専用コードが貼付されたブログ記事に辿り着いた閲覧者が60秒以上そのブログを見た場合、その記事はアメリカ旅行に関して有意義な情報を掲載していると判断され、自動的に「アメリカ旅行」のタグが付けられる。
付与されたタグは、同サービスのトップページに「人気のエントリー&タグ」「熟読タグ」「人気の検索タグ」などの形で一覧表示され、クリックすることで、関連付けられた記事を閲覧することができる。
閲覧者にとっては、情報の質が高いブログや関連性の高いサイトのみを検索でき、ブロガーにとっては、自身のブログやウェブサイトの改善やリニューアルを検討する際の指標になるとともに、新たな集客のための導線となるとしている。
今後は、同サービスによって取得した情報をブログパーツとして配布するほか、同社が提供するクチコミ検索サイト「SHOOTI(シューティ)」のブログ検索精度の向上に役立てるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」