JPドメイン名の登録管理およびドメインネームシステム(DNS)の運用を行うJPRS(日本レジストリサービス)は3月4日、JPドメイン名の2008年3月1日現在の累計登録数が初めて100万件を突破し、100万3285件となったと発表した。
100万件の内訳は、「○○○.jp」という形式の汎用JPドメイン名が62万2903件(英数字のドメイン名が48万890件、日本語JPドメイン名が14万2013件)、また「co.jp」「ne.jp」などの属性型・地域型JPドメイン名が38万382件となっている。
登録数は、1年前(2007年3月1日)と比較して約10万4千件以上増えており、12%増加している。内訳は、属性型・地域型JPドメイン名が4%と堅調に増加し、複数登録や個人による登録が可能な汎用JPドメイン名は、1年間で53万2699件から62万2903件へと9万件以上増え、17%の増加となっている。
JPRSは登録数の躍進について、企業による商品ごとのウェブサイト開設や個人によるブログなど、インターネットを利用した情報発信が一段と進んだことに加え、2007年3月に実施された「汎用JPドメイン名の年間登録料金の値下げ」など、JPRSのサービス向上のための施策により登録と活用がいっそう促進されたものと見ている。
JPRSでは、2008年に日本語JPドメイン名に対応したウェブブラウザIE7(インターネット・エクスプローラー 7)の自動更新による配布が2月に開始されたことなどを受け、日本語JPドメイン名のさらなる普及促進活動に注力するとしている。さらに、「co.jp」などの属性型JPドメイン名についても、登録のしやすさと信頼性の高さの両立を目指した施策を実施する予定だという。
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