米ヤフーは、インターネットミームトラッカー&ソーシャルニュースサイト「Yahoo! Buzz」をついに立ち上げ、一般に公開した。このサービスは、ユーザー自身による検索とフロントページに掲載する記事を決めるユーザー投票を通じてウェブ上の人気コンテンツを収集する。
Yahooはまた、ユーザーを呼び込むためBuzzで最も閲覧数の多い記事の一部をYahoo.comのフロントページに転載する。これによって、多くのユーザーがこれらのコンテンツをホストする小規模サイトにアクセスすることが予想される。
本サービスには、「Digg」や「Rdiit」など他のソーシャルニュースサービスが提供するコミュニティー機能はないようだが、Buzzは正確な関連記事を提供することを秘策としている。これにより、コンテンツを発見する体験がより楽しいものとなり、ユーザーはフロントページ以外の記事も閲覧するようになる。
記事への投票はプラスの評価のみで、マイナスの評価はできない。
このサービスが一風変わっているのは、ユーザーが参加できないように設計されている点だ。一見するとソーシャルニュースサイトのようだが、コメントシステムや投票したコンテンツを他のユーザーと共有する機能は存在しない。
Yahooがソーシャルニューススペースの分野で大きなシェアの獲得を目指しているのであれば、Buzzでそれを実現することは難しいだろう。Buzzは有用ではあるものの、最も注目を集める最新記事を収集するということにおいて「TechMeme」「NewsPond」「Spotplex」「Blogrunner」といったサイトと競合することになる。Buzzは多くの点において、多数のユーザーによる編集(プラス評価のみだが)ができるよう焼き直したYhaoo.comのフロントページに過ぎない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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