はてなは2月14日、2008年4月に本社を京都に移転することを発表した。主な事業であるインターネットサービス開発のための人員を結集し、京都本社をものづくりの拠点とする計画だ。
また、Hatena Inc.立ち上げのために米国にて活動を行ってきた代表取締役 近藤淳也氏も活動拠点を京都に移し、サービス開発に集中する予定だという。今後もHatena Inc.は存続し、海外進出の足がかりとする。東京オフィスも営業拠点として残される。
近藤氏は次のようにコメントしている。「今回、Hatena Inc.が米国にて一つの法人としての体制が整い、今後の足がかりとなる準備ができたことや、現在の規模の会社で複数の拠点で開発を進めることの難しさなども分かり、今後の開発拠点をどこに置いて事業の発展を目指すかの検討を行ってきた。京都、東京、シリコンバレーの各候補の中から、今後のはてなの長期的な成長を考えた上で、ものづくりに集中するためには創業の地である京都が最適であると考えた」。
京都の開発拠点では、学生を始めとした若い人材や他の企業からの人材などを受け入れ、新規サービス開発、および既存サービスの充実を図っていく方針だ。「いずれは京都が日本のシリコンバレーのような場所となり、インターネット産業の流れを変えることができれば」(近藤氏)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス