自治体・企業向けサイトのよみがな変換ASP「かな棒くんWeb」サービス開始

 ワックドットコムは11月21日、自治体・企業向けサイトのよみがな変換ASP「かな棒くんWeb」のサービスを開始した。

 かな棒くんWebは、サイトを閲覧する外国人や子供など、日本語を読むことが苦手な利用者に対し、アクセシビリティを確保するため、自治体・企業サイトの漢字によみがなをふる機能を提供するサービス。

 バナーを貼るだけで、よみがな変換を行う機能をASPとして提供。専用ツールの配布や、CMS(コンテンツ管理システム)の一括導入など、大幅なシステム変更を必要とせず、既存のシステムをそのまま利用できることを特長としている。

 よみがな変換サーバには、全国の小学校5000校以上の導入実績のある「インターネットかな棒くん」で培われた、よみがな変換テクノロジーを採用。文部科学省学年別漢字配当表に対応し、漢字の習熟度にあわせて就学前、小学校1年生から6年生までの各学年、および小学生以上の8段階の変換レベルを設定可能で、外国人向けに、カタカナのよみがなをふることもできる。

 また、従来のよみがなツールやサービスでは、ふりがな(ルビタグ)に対応したブラウザであるInternet Explorerでのみ、ふりがなの表示が可能であったが、かな棒くんWebは、FireFox、Safariなど、主要なブラウザでもふりがなの表示が可能。Windows やMac、Unix/LinuxのPC、携帯電話のフルブラウザでも、ふりがなを表示することができる。

 導入先としては、アクセシビリティの向上を施策する、都道府県・市区町村のサイト、企業が運営するこども向けのコンテンツ、こども向けポータルサイトなどを想定。よみがな変換の使用回数に応じて課金される従量制課金が、月額7000円(税別)より、1ペーシあたり0.5円(税別)から2.0円(税別)、都道府県・市区町村向け月額固定料金パックが、月額固定8000円(税別)から6万7000円(税別)となっている。なお、サービス導入の初期費用として、4万8000円(税別)が別途必要となる。

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