Facebookは、ソフトウェアやサービスのパブリッシャー大手の間でも、新しい市場シェアを獲得する方法に急速な勢いでなりつつある。米国時間10月30日、Skypeは18種類のゲームを対象とした、(WindowsおよびMac向けの)アプリケーションローンチャーをFacebookのApplication Directoryに追加した。もっとも、これらのゲームはすでにSkype Extrasに存在していたものであるが、新しいアプリケーションは、コンテンツを新しいユーザーに宣伝する機会になるだけでなく、Skypeにゲームを提供するサードパーティーの開発者にとっては、新しいファンを獲得する機会にもなっている。
Skypeが提供したシングルプレーヤーゲームおよびマルチプレーヤーゲームは、ボーリングや数独、ロシアンチェッカー、バックギャモンなど。筆者がFacebookの提供するボーリングゲームを始めてみたところ、Skypeのアプリケーション上にSkype Extras Managerが開き(サービスを利用するにはこれが必要らしい)、コンタクトリストから対戦相手を選ぶように指示された。
対戦は、まるでSkypeのインターフェースで起動しているかのように進んだ。ボーリングの球を投げる間もチャットしたり、VoIPで通話して友達と情報交換したり、画面ショットを転送したりと、Skypeのオールインワンサービスをフルに活用でき、興味深い体験となった。しかし、本当にFacebookのアプリケーションでこれをやる必要があったのかという疑念が生じてしまう。
FacebookのスタンドアロンのアドオンであるSkype Gamesは、SkypeアプリケーションやSkype Extrasを口コミで広めるための手段の1つでしかない。目新しい点と言えば、Facebookのプロファイルが表示できることくらいだ。初期段階の今は、サムネイルのアイコンが表示され、左カラムに小さなプラグインが表示されているだけである。VoIPのリーダーであるSkypeにとっては、とるにたりない宣伝なのではないか。しかし、FacebookのSkype Gamesは手っ取り早く利用できるアプリケーションローンチャーとして機能するため、デスクトップでわざわざSkypeを立ち上げる手間をいとう人たちにとっては、良いかもしれない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する