Lunascapeは8月10日、ブラウザとシームレスに連携するソーシャルブックマークサービス「Gaia」ベータ版を公開した。
Gaiaはブックマークツリーを複数のユーザー間で共有できる点が特徴だ。ツリー型のインターフェースおよび共有を採用したことで、1つのサイトごとに登録していた従来型ソーシャルブックマークサービスに比べて、ブラウザのブックマークとの親和性を高めたという。
このサービスに対応するブラウザは、同日にリリースされた「Lunascape 4.5.0 Beta 1」。Gaiaで作成したブックマークを、Lunascapeの「お気に入り」にドラッグ&ドロップするだけでブラウザからも利用できるようになる。
登録したブックマークはブラウザ上で編集できるほか、その編集内容がGaiaのサーバに反映されるため、ソーシャルブックマークサイトとブラウザのお気に入りを常に同期することができる。
Gaiaではブックマークに対する細かな権限設定機能も持つ。そのため、例えば部署の中や、身内だけのための共有ブックマークとして活用することも可能だ。ブックマークを非公開にしたり、逆に誰でも編集できる状態にしたりすることができる。
Gaiaを利用するにはLunascapeが発行する「LunaID」を取得する必要がある。ただ、現在はベータテスト段階であるため利用者を1万人までに限定している。
Lunascapeは将来的にGaiaのAPIを公開し、同社のブラウザに限らず様々なブラウザから利用してもらうことも検討している。具体的にはFirefox向けのプラグインの提供も検討しているそうだ。
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