ウィルコムとウィルコム沖縄は10月18日、WILLCOM SIM STYLEに対応したケーイーエス製の音声端末「9(nine)」(WS009KE)とハギワラシスコム製のデータ通信カード「WS008HA」を発表した。
WS009KEは、10月18日にウィルコムが発表した高度化通信規格「W-OAM」対応W-SIM(ウィルコムシム)を利用できる音声端末だ。発売は12月中旬の予定となっており、販売価格はW-SIMとセットの新規購入で1万5000円程度、機種変更で2万円程度になる見込み。
WS009KEはシンプルかつコンパクトなデザインのストレート型端末となっている。ウィルコムでは「成熟した(mature)大人のお客さまをメインターゲットとした音声端末」と説明する。
W-OAMのサービス対応エリア内では最大204kbpsでの通信ができるほか、フルブラウザ「NetFront」を搭載し、POP3/SMTPメールにも対応する。サイズは幅約40mm×高さ124mm×奥行き11.5mm、重さは約67グラム、色はホワイトとブラックを用意する。カメラは搭載していない。
一方、WS008HAはPCカードの後継規格である「ExpressCard」に対応したデータ通信カードだ。発売は11月中旬の予定で、価格は9800円となっている。
WS008HAはW-SIM対応の端末だ。ドライバをインストールすれば、12月中旬発売のW-OAM対応W-SIMも利用できるようになる。
カード本体には256Mバイトのメモリを内蔵しており、作成したデータや受信したメールを本体へ保存できる。また、ウィルコムの位置情報を使い周辺地図を表示する「ちず丸 for WILLCOM」やウェブブラウザ「Lunascape for WILLCOM」など、モバイル向けのソフトウェア11タイトルをバンドルしている。セットアップ用のツールもメモリ内に搭載しているため、単体でのセットアップも可能だ。
サイズは幅約34mm×高さ10.4mm×奥行き105mm、重さは約21グラムとなっている。
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