Googleは今週、長期化しているMicrosoftの反トラスト訴訟を担当する連邦判事に申立書を提出し、同社を「法廷助言者」としての裁判に参加させるべきだと改めて訴えた。
Googleによる申立書の提出は予想外の出来事ではなく、この前にMicrosoftがGoogleの裁判への参加に反対する文書を提出していた。Colleen Kollar-Kotelly判事は、6月の審問で、この問題について直接判断は下さなかったが、Googleの懸念を払拭する方法は他にもあると指摘した。例えば、この訴訟に参加している州や連邦政府の監督機関に連絡を取るといった方法だ。
Googleは審問の直前に裁判所に法廷助言書を提出し、Microsoftのデスクトップ検索への取り組みに関するいくつかの問題点を指摘した。これに対しMicrosoftは、Googleはそのような助言書を提出できないとする申し立てを申請した。Googleが7月2日に提出した申立書は、Microsoftの反対に対する回答だ。Googleは4ページに渡る申立書の中で、同社には「重要かつ有効な」考えがあると主張している。
Googleは、「主要デスクトップ検索製品のデベロッパーとして、また、原告にデスクトップ検索に注目するきっかけを与えた企業として、Googleは(訴訟で)提起されている問題を熟知しており、裁判所に情報を提供するにふさわしい立場にある」と申立書の中で述べている。
Microsoftは、先週提出した答弁書の中で、裁判への参加を目指すGoogleの取り組みについて、既存の規則の「回避策」であると非難した。また同社は、同意判決に記載されている、Windows Vistaのデスクトップ検索機能をミドルウェアとみなす見解に異議を唱えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したも のです。海外CNET Networksの記事へ
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