オークション大手のeBayは、オンラインクラシファイドサービスを開始し、同市場のパイオニアであるCraigslistに対抗する。
eBayの広報担当Hani Durzy氏は米国時間7月3日、同社が2年前に米国外で立ち上げたサイト「Kijiji」が、米国全州の約220都市で利用可能になったと述べた。
Durzy氏は、「地域の特売情報を求める若者や若い家庭をターゲットとする」と述べた。「現時点では、ユーザーの使用性を確立することを目的とした無償のサービスである」(Durzy氏)
電話インタビューに応じたCraigslistの創設者であるCraig Newmark氏は、大企業eBayとの競合関係をそれほど不安視していないようであった。
Newmark氏は、「私は、コミュニティのためになることならば何でも歓迎する」と述べた。
しかし今回の動きは、eBayとCraiglistの関係を奇妙なものにする。2004年にeBayは、Craigslistの株の25%を取得し、3名からなる取締役会の1つの席を得た。
取締役会は一時、Newmark氏、CraigslistのCEOであるJim Buckmaster氏と、eBayの創設者Pierre Omidyar氏で構成されていた。Omidyar氏は、後に別のeBay関係者と交代した。
Durzy氏は、「Craigslistは非常にうまくいっていると思うが、他にももっとこのようなサイトを望む人々が存在すると思う」と述べた。
Durzy氏は、eBayは所有するCraigslistの株をどうするつもりなのかという質問に対し、「少数を所有しているが手放すつもりはない。その投資に関しては、金銭的にも戦略的にも満足している」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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