NTTレゾナントは6月13日、ポータルサイト「goo」で提供している無料Q&Aサービス「教えて!goo」で、日本語自然文による検索機能を提供すると発表した。
今回の機能は、gooで使用している日本語自然文検索のシステムを活用し、キーワードではなく、自然な日本語で入力された文章で検索できるサービス。また、過去の質問内容と質問投稿画面を同時に表示するとともに、自然文検索で入力された文章を質問投稿画面に自動的に引用する。
これまで教えて!gooでは、同じような質問投稿の増加によって適切な質問と回答が探しにくくなることを防ぐため、過去の質問内容を確認した後に質問することを推奨してきた。今回の機能提供により、求める質問と回答が見つからなかった場合の質問投稿をより手軽に行うことが可能となるという。
NTTレゾナントでは、今後、gooの検索結果画面で、教えて!gooの質問ができるようにするなど、さまざまなコンテンツと連動し、機能強化を図っていくとしている。
自然文検索機能は、ユーザーからの「検索する際に何を入力すればよいか分からない」といった声をもとに、2005年10月よりgooのウェブ検索サービスに実装されたサービス。NTT研究所が開発した高度テキスト解析技術を適用し、質問文のタイプや言葉の意味を即座に理解する「質問文タイプ分類技術」や、人名や社名、日付などの固有表現を構成する単語の並び方をあらかじめ学習し、コンパクトな形式で記憶しておくことでそれらを文中から高速に抽出する「高速固有表現抽出技術」により構成され、これら高度な日本語処理技術により、話し言葉での検索を可能とする。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス