オリンパスは5月28日、出版物や広告、ウェブサイトの制作に必要なデジタル画像をダウンロード販売するストックフォトサービス「OADIS(オアディス)」を開始した。美術館の所蔵品など文化財のデジタルアーカイブを手がけるアーテファクトリーと共同運営する。
OADISでは、国内外の写真家や美術館などと提携してデジタル画像の供給を受ける。自然の風景、ライフスタイルなど各種分野の写真とイラストを200万点あまりそろえ、当初はそのうち約20万点を販売する。販売作品は順次拡充する予定。また目的の画像を絞り込めるよう、ブランド、テーマ、カラーなど複数の条件設定が可能な検索サービスを提供する。
一部の作品については、美術館やアーティストごとに特集を組んでギャラリーとして公開する。このほか、一般の顧客にとって扱いにくい著作権や肖像権などの知的財産権の管理、処理について支援を行っていくという。
画像利用料金は用途やサイズ、期間、印刷数量によって異なり、1枚あたり約3000円〜20万円と幅がある。オリンパスでは販売促進に向け、OADISの利用金額に応じたポイントサービスを導入し、貯まったポイントと交換で同社製デジタル一眼レフカメラなどを提供する。
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