オリンパスは6月29日、カメラ付き携帯電話機で撮影した画像から、インターネット上の情報を検索できるシステム「スティッキーズ!」を開発したと発表した。パンフレットなどの商品画像から関連するウェブサイトに顧客を誘導する広告サービスや、遊園地/テーマパークなどの施設案内、自然造形物の電子図鑑といった用途を見込む。
オリンパスでは7月初旬から10月初旬まで、ボーダフォンとNTTドコモの携帯電話ユーザーを対象に、スティッキーズ!を使ったサービス実験を行う予定。これに先立って専用ウェブサイトを開設し、参加方法などを紹介している。
実験では、オリンパスが開発した携帯向けアプリケーションソフトを無償配布する。ユーザーが同アプリを起動し、商品、看板、写真、ロゴなどを撮影すると、システムがインターネット上にある画像データベースと照合し、類似画像を抽出する。各画像にはそれぞれキーワードが登録されており、それらを使ってYahoo! モバイルやGoogleといった検索エンジンで関連情報を検索できる。
またユーザーが撮影した画像を、キーワードとともにデータベースへ新規登録することが可能。登録済みの画像に、キーワードを追加したり、編集する機能も備える。
オリンパスは実験を通じて、携帯電話ユーザーの評価を収集する。またユーザーからの画像登録により、データベースを拡充し、システムの実用性を高めるという。
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