言語解析でブロガーの興味を探る--キーウォーカーがリサーチ向けの新サービス

岩本有平(編集部)2007年05月28日 08時00分

 キーウォーカーは5月28日、自然文意味解析技術を応用したブログ解析サービス「BlogSphere(ブログスフィア)」を利用した新サービスとして、マーケティングやリサーチ用途に向けた「BlogSphere for Research」を発表した。6月1日から提供を開始する。

 BlogSphereは人工知能のアルゴリズムを応用した、日本語の自然文意味解析技術をベースにしたブログの解析サービスだ。キーワードを入力して解析を実行すると、そのキーワードがブログの中でどの程度言及されているかということや、キーワードに言及したブロガーの属性がグラフで表示される。

 キーウォーカーでは、BlogSphereのアルファ版サービスを2006年10月から約1カ月公開していたが、マーケティングやリサーチ用途に向けて機能を強化し、今回のサービス提供に至った。

 BlogSphere for Researchでは、キーワードへの言及度合いを時系列で表示できるほか、キーワードに言及したブロガーの男女比や年代構成、趣味、職業、配偶者や子供の有無、買った物や欲しい物、視聴メディア、好感度の高いタレント、さらに居住地域ごとの言及度などが解析できる。

 また、男性のみ、女性のみというように、セグメントを限定した解析にも対応するほか、解析の際にノイズとなるキーワードやブログを排除する機能も備えているため、キーウォーカーでは「マーケティングのサンプルとして有効だと思われるブログ記事のみを抽出することも可能」としている。

 料金は1ユーザー、リサーチ条件5件までで月額19万9500円から。キーウォーカーでは企業のマーケティング、PR担当者やPR会社などの利用を見込む。

BlogSphere for Research 「BlogSphere for Research」のスクリーンショット

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