BBCが予定しているオンデマンドテレビサービスiPlayerの最終承認が下り、青信号が点灯した。iPlayerとはユーザーがお気に入りの番組をダウンロードできるサービスである。
最初に提供するサービスでは、BBCの番組を放送後7日までダウンロードできるようになる。視聴はダウンロード後30日まで可能。
さらに、コンテンツの15%は「シリーズ扱い」になる予定で、最終回の放送後30日までシリーズ全体が閲覧可能になる。
今回の承認は、インターネットの利用を進めるBBCの取り組みを加速させるもので、YouTubeとのコンテンツ協力やMicrosoftやIBMとの技術協力に引き続く動きである。
BBCのスポークスマンは「これは、視聴者にBBCのコンテンツを配信する新プラットフォームである」と述べた。
BBCの独立管理機関BBC Trustは米国時間4月30日、およそ1万500の個人や団体から反響があった「パブリックバリューテスト(PVT)」を終えて、最終的なゴーサインを出した。
BBC Trustの委員でPVT運営グループの責任者を務めるDiane Coyle氏は、協議の結果iPlayerへの公共の支持はかなりのものであることが分かったと述べた。
BBCの未来メディアおよび未来技術担当ディレクターAshley Highfield氏によると、iPlayerは「視聴の習慣がリアルタイムからオンデマンドにシフトした時代において、影響力と適合性を維持する」ための戦略に欠かせないという。
BBCのディレクターゼネラルMark Thompson氏は、BBC Trustが提案を承認したことを嬉しく思うと述べた。
同氏は、オンデマンドサービスの提案はBBCにとって創造的な未来の「核心」であり、今回の承認には意義があると付け加えた。iPlayerのサービス開始時期は後日発表される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス