アマゾンジャパンは4月24日、企業向けの出店型新サービスを開始した。インターネット販売に実績のある企業と協業することで品揃えを強化し、売り上げ拡大を狙う。
出店型新サービス「マーチャント@amazon.co.jp」は、アマゾンジャパンが選んだ企業がAmazon.co.jpの販売プラットフォームを利用して販売できるサービス。2002年に開始した同社の「Amazonマーケットプレイス」に続き、第三者が仕入れた商品をアマゾンの決済システムを使って販売できるサービスとなる。
マーチャント@amazon.co.jpでは、出店する企業は、Amazon.co.jp内に専用のストアページを構築できる。Amazon.co.jpで同じ商品を既に扱っている場合は、価格や納期などでよりよい条件を提示することができるなど、より有利な販売条件を得ることができる。
企業が提供する用品は、アマゾンジャパンが仕入れ・販売を行う商品と同じ方法で販売され、出店企業は売り上げに応じて参加契約にもとづく手数料をアマゾンジャパンに支払う。
4月24日時点で約50社が出店し、今後順次拡大していくという。このサービスにより、これまでアマゾンジャパンが仕入れることのできなかった生花やギフト商品などの商品を販売できるようになる。また、Amazon.co.jpでの限定商品なども予定しているという。
出店型のサービスは、米国で2002年7月、英国とドイツでも2006年10月に開始しており、参加企業は2006年12月末時点で数千社という。またAmazonマーケットプレイス、マーチャント@Amazon.comを含む第三者による年間商品販売数の割合は、全体の28%となっている。
同社は過去5年の実績をもとに、日本でも十分に成功できる可能性がありサービスを開始したとしている。
また、4月24日に同サービスに参加したカタログギフトのRINGBELLでは「日本ナンバー1のアクセス数、だんとつの品揃え、国内企業小売での顧客満足度最大というAmazon.co.jpでの販売に魅力を感じ、参加を決めた」という。
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