ヤフーは2月13日、行動ターゲティング広告のネットワーク配信を開始すると発表した。同日から広告会社を通じて広告主への販売を開始し、4月から広告配信をスタートする。
行動ターゲティング広告を行うには、利用者の行動履歴を収集するための多種多様なサービスや検索サービスが必要となる。しかし、ヤフーからのネットワーク配信を利用することで、ADネットワーク参加媒体はYahoo! JAPAN内での行動分析に基づいた行動ターゲティング広告を掲載できる。また、広告主はYahoo! JAPANのサイト内のみならず、ADネットワーク全体でターゲット層により広くアプローチすることが可能となり、ADネットワーク全体の媒体価値の向上につながるという。
ヤフーの行動ターゲティング広告は、米Yahooの広告テクノロジーを日本市場向けにカスタマイズした広告ソリューション。利用者がYahoo! JAPANのどのようなサービスを閲覧したか、さらに、検索においてどんなキーワードで検索したかをもとに、利用者(ブラウザ)を興味・関心別の約800のグループに分類し、広告したい商品やサービスに興味・関心をもつグループのみに対して、閲覧中のページ内のコンテンツとは無関係に広告を配信する仕組み。
ネットワーク配信開始時のADネットワーク参加媒体として、すでに、デジタル総合ニュースサービスの「Impress Watch」「ITmedia」、エンターテインメントサイトの「ORICON STYLE」、レシピサイトの「クックパッド」など、大手専門サイトが決定している。
ヤフーでは、今後、参加媒体のさらなる拡大を目指すとともに、行動ターゲティングをはじめとした独自の広告テクノロジーを活用してADネットワークを強化し、広告主の幅広いニーズに応えていくとしている。
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