News Corp.傘下のソーシャルネットワーキングサイトMySpace.comの検索および広告サービス提供をめぐり、GoogleがYahooに入札で競り勝ったのは2006年8月のことだった。
9億ドルに及ぶこの契約は、両社に恩恵をもたらすものと見られていたが、Wall Street Journal紙の報道によると、この提携はつまずくかもしれず、その原因を作るのはeBayという可能性があるとしている。
同紙によると、MySpaceとeBayが話し合いを行っているのは、「ピアコマース」と呼ぶ機能に関してだという。これは、eBayの技術とPayPalの支払いシステムを利用して、MySpaceユーザーが互いに商品の購入や販売を可能にしようというものだ。Googleがこれをよく思わないのは当然だ。この数カ月、Googleは自社の「Google Checkout」サービスを精力的に売りこんでいるからだ。
Wall Street Journal紙によれば、MySpaceとGoogleの契約はまだ完了に至ってはいないが、この件に詳しい関係者はある程度の提携は実現できるだろうと述べている。
以下はブログコミュニティーの反応
「提携が実現すれば、とても成功すると思う。MySpaceユーザーは若く、おそらく新品を購入するより、持っているものを交換するほうを好むだろう。それ以上に、MySpaceの友人同士で取引すれば、eBayサイトでの取引にはない信頼というメリットが加算される。非常に活動的な若年層をeBayが獲得したがっているのは言うまでもない」--Mashable
「この話が出たからといって前の提携が頓挫することはないだろうが、GoogleとeBayの間の複雑な関係を顕著に示すものではある。両社は、あまり説得力はないが、しばしば互いをパートナーだと言う。もっと正確に言うなら、両社は互いにくっついて離れられないのだ。GoogleにとってeBayはキーワード広告の最大の広告主の1社だ。一方、eBayはトラフィックをGoogleに頼っている。おそらくeBayがGoogleを必要とする度合いのほうが、Google側の必要性より強いのではないだろうか」--Blogging Stocks
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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