デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は1月26日、アイスタイルとともに設立した関連会社、アイメディアドライブ(iMD)と共同で、行動ターゲティング広告(BTA)の広告効果を検証するための調査を実施し、BATの効果の高さを実証できたと発表した。
BTA(Behavioral Targeting AD)とは「行動ターゲティング広告」と呼び、ウェブサイトでの行動履歴情報をもとにユーザーをセグメント化し、そのセグメントに応じて最適な広告を配信するマーケティング手法。DACとiMDでは、米Revenue Science(RSI)の技術を用いて、ウェブ広告ネットワーク(impActネットワーク)におけるBTAサービスを開発し、2006年5月より販売している。
今回の調査によると、BTA対象者には、非対象者と比べ、車に「とても興味・関心がある」ユーザーが3.2倍多く含まれるなど、すべてのカテゴリにおいて、興味・関心を持つユーザーが非対象者を上回る結果となった。
また、BTA対象者には、非対象者と比べ、デジタル家電製品の購入について「現在検討中」のユーザーが10〜15%と多く含まれるなど、すべてのカテゴリにおいて、BTAの配信対象者には、商品の購入意向を持つ、あるいは定期的な購買行動を行うユーザーが非対象者を上回る結果となった。
DACとiMDは、これらの結果からBTAにより、「興味関心を持つ」ユーザーおよび、「購入意向の強い」ユーザーに効率よくアプローチできたとしており、今後もBTAの効果検証を継続的に実施していくとともに、impActネットワークにおけるBTAの販売を拡大していくとしている。
調査は、BTAを実施しているimpActネットワークを対象媒体として、2006年9月15日より10月23日にかけて実施し、2324サンプルを得た。調査手法はインターネットによるオープン型定量調査。各対象媒体において回答者を募集し、応募者に対して、購入意向と興味・関心に関する調査を実施している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」