ネットレイティングスは11月7日、「ネットレイティングス・データクロニクル2006」の掲載データから、2000年以降日本人のウェブ利用行動がどのように変化したかを、ワンテーマで分析する「データクロニクル2006・ファクトシート」を公表していると発表した。
データクロニクル2006・ファクトシートの分析結果によると、過去年間でウェブ利用者の性別、年齢構成に大きな変化があり、2001年まで20%を超えていた20歳代の構成比は、2006年3月に約12%と減少、30歳代も20歳代ほど顕著ではないものの、わずかながら減少していることがわかった。
対して、40歳代以上の中高年齢層の比率が高まっており、特に60歳以上の比率は、2000年4月の3.6%から2006年3月の7.4%と倍増、10歳代も着実な増加をみせている。
データクロニクルでは、各年齢層の構成比が高いドメインやジャンルの分析も行っており、オンライントレーディングサイトやNHK、新聞社などのメディアサイトにおいて中高齢層の比率が高い結果となった。
ウェブ利用者の男女比率をみると、2000年まで6割を占めていた男性比率がその後徐々に差が縮まり、2006年3月時点で、男性55.5%、女性45.5%となっている。
ネットレイティングス代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、20歳代のウェブ利用者比率減少の要因として、携帯電話端末の機能やサービス向上により、オンラインショッピングやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを携帯電話で利用するユーザーが増えたため、と分析している。
ネットレイティングス・データクロニクル2006は、2000年4月〜2006年3月までの6年間、72ヵ月分のインターネット視聴率データを収録しており、9月29日から一般販売価格21万円で発売している。
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