Microsoftは米国時間10月30日、同社のジュークボックスプレーヤー「Windows Media Player」の新版を、当初の予定より1週間遅れてリリースした。
数カ月におよぶテストを経て無料ダウンロードが開始された「Windows Media Player 11 for Windows XP」は、MicrosoftがMTVと共同開発した会員制音楽サービス「URGE」をサポートしている。
Windows Media Player 11は本来先週リリースされる予定だったが、Microsoftによれば、最終段階で若干の不具合が出たという。
メディアプレーヤーの新版は、「Windows Vista」の機能の中でも2番目に重要なものとされているが、今回は同OSのリリースに先んじて、XPユーザーに提供されることになった。なお10月に入って、「Internet Explorer 7 for Windows XP」の正式版も発表されている。両製品のVista対応版は外観が多少変わり、新機能もいくつか追加されるという。MicrosoftはVistaの開発を間もなく終え、大企業向けには11月に、一般向けには2007年1月にリリースを開始する予定だ。
もっとも、Microsoftが独自の携帯音楽プレーヤー「Zune」と、これとともに使用する音楽サービスを提供する計画が明らかになってからは、URGEやメディアソフトウェアの新版リリースにはそれほど注目が集まらなくなっていた。Zuneの価格は250ドルとなり、11月半ばには発売される見込みである。
Windows Media Player 11には、URGEに加え、より先進的な検索機能やビジュアルを多用するインターフェース、「Windows Media Audio Professional」および「WAV Lossless」といった、楽曲のリッピングや再生に関する新たなフォーマットのサポートなどが搭載されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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