米国で新学年が始まって数週間が過ぎた米国時間10月11日、検索エンジン大手のGoogleは、幼稚園から高校までの教師を対象に、同社のアプリケーションの授業での利用法を教えるリソースガイドの提供を開始した。
「Google for Educators」と名付けられたこのサイトには、Bloggerのような同社サービスの使用方法を説明する動画や、「Google Earth」のようなアプリケーションを利用した授業計画の紹介、「Google Certified Teacher(グーグル認定教師)」となるためのトレーニングコースへのリンクなどが掲載されている。トレーニングコースは、テクノロジーについて学びたい教師のために設けられたパイロットプランだ。
このサイトには、「このサイトが、ブログ制作や共同作業によるレポート作成、さらには地理検索ツールや3Dモデルの作成ソフトまで、ありとあらゆる教育リソースのプラットフォームとなり、教師である皆さんがそれぞれのアイデアで大いに活用されるよう願っています」とのGoogleからの言葉が添えられている。
Googleは、教育関係者向けサイトを作ることで、事業の多角化をさらに推し進めようとしている。Googleは9日、ビデオ共有サイトのYouTubeを16億5000万ドルで買収すると発表したばかりだ。
また、Googleによる教育関係サービスの強化は、MicrosoftやYahooといったライバル企業による同様の動きに対抗するものでもある。たとえば、9月にフィラデルフィアに開校した「School of the Future」(未来の学校)は、Microsoftの支援を受けている。この学校の目玉は、集中管理された学習用および管理用のハイテクネットワークだ。
Googleのリソースサイトでは、テクノロジの利用方法のヒントや読み物を載せた教師向けのニュースレターも提供している。その他にも、ウェブ検索、書籍検索、「Google Maps」「Google Video」、写真管理ソフトの「Picasa」、無料でワープロや表計算が利用できる「Google Docs & Spreadsheets」など、12のアプリケーションの利用方法へのリンクが設けられている。さらに、Infinitethinking.orgに参加するWestEdとの提携により、他の教師のプログラム活用法も例として紹介している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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