音声と動画の検索エンジン「PODZINGER」は米国時間10月5日、ポッドキャスト制作者をはじめとするコンテンツパートナーも収入を得られる、新しい広告サービスの提供を開始した。
PODZINGERは、コンテンツを再生する前に10秒から15秒の音声または動画による広告を表示する。この広告による収入をPODZINGERとコンテンツ制作者とで分け合う仕組みだ。広告の表示を希望するコンテンツ所有者は、サービス(無料)への登録が必要となる。
広告料は広告によって異なり、コンテンツに関連した広告が表示されるとPODZINGERの最高経営責任者(CEO)、Alex Laats氏は説明した。
PODZINGERは音声認識技術と自然言語処理を活用し、マルチメディアコンテンツの全文検索を実現しているほか、テーマや言葉の使われ方に基づいてコンテンツを分類している。これまでPODZINGERの収入源はGoogleの「AdSense」によるテキスト広告だった。
PODZINGERでは、音声や動画のポッドキャストを購読、ダウンロード、視聴できる。また、RSSフィードを使った新着ポッドキャストの配信も可能だ。検索結果画面では、入力した検索キーワードが強調表示されるほか、コンテンツの中で検索キーワードが現れる時刻を記したタイムスタンプが表示されるので、ユーザーはコンテンツを最初から再生しなくても、タイムスタンプの場所から直接再生できる。
PODZINGERと競合するサービスとしては、「blinkx」のほか、Google、AOL、Microsoft、Yahooの提供する動画検索エンジンがある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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