Disney傘下のABCが2006年春、放送済みのプライムタイムTV番組4番組を広告付きフォーマットにして、オンラインで無償公開すると発表したとき、多くの人が大胆な動きだと思った。そして2006年秋になって、ABCがこのオンライン公開番組を拡大するだけでなく、ライバルのNBCも同じような計画を発表した。
そして米国時間10月3日にはFoxが、この流行に乗って「Fox On Demand」を開始することを発表した。これは、News Corp.傘下のFox Interactive MediaとFox Television Stations Groupの協力により実現するという。
Fox On Demandは、「プリズン・ブレイク」「VANISHED」など、今シーズンの看板番組のうち、すでに放送済みのエピソードを、オンラインで無料で視聴できるサービス。コンテンツは、News Corp.傘下のMySpace.comと、Foxが各地域向けに24の市場で展開しているMyFoxLocalサイトで提供される。だが、Foxのストリーミング配信は、ABCやNBCのものとは少し異なる。Fox On Demandは、Foxの看板番組がMajor League Baseball(MLB)のプレーオフやWorld Seriesの放送と重なった場合でも、視聴者が離れていかないことを目的としているからだ。そのため、野球シーズンが終わった後にも、MySpaceやMyFoxLocalでこれらのコンテンツが利用できるかどうかは、明らかでない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」