ビバコンピュータは8月21日、画像検索、共有、売買、著作権管理などの機能を搭載したデジタル写真管理サービス「PhotoCorpus(フォトコープス)」のベータ版運用を開始した。
PhotoCorpusは、プロやセミプロの写真や画像所有者の大量に蓄積されていくデジタル写真を管理できるオンラインサービス。画像登録が行える招待制の会員と一般会員が用意されており、招待会員は写真ギャラリー、評論家、美術大学などの専門家の協力を得て増加させていく予定だ。会員登録料は無料で、登録する画像容量に制限はなく、販売された画像の仲介料や広告料を取ることで運営していく。
一般会員は誰でも登録でき、画像の検索や購入が行える。検索機能には、ビバコンピュータが大阪府立大学大学院の馬野元秀教授と共同研究により開発した、感覚言語を含んだ自然文によるデジタル写真画像検索エンジン「FeelPhrase(フィールフレーズ)」を搭載している。この検索エンジンは、画像を解析し色名や季節、昼夜に関する感覚的な言語を自動的に抽出する。
また、PhotoCorpusの売買と著作権管理のシステムは、写真家や画像所有者自身が著作権法を考慮した利用許諾条件と価格を含んだライセンスを設定したデジタル画像を登録できる。さらに、登録された画像に電子透かしを自動的に挿入することで、課金と不正利用の保護を実現している。
ビバコンピュータは今後、美術館・博物館、研究機関、観光協会、出版社などが保有している大量のデジタル画像を管理する有料サービスを提供していく予定。またFeelPhraseは、ポータルサイト、写真共有サービスサイト、フォトエージェンシー、カメラメーカーなどに技術提供していく予定としている。
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