ビデオ共有サイトのGUBAは、最初の映画会社との契約から1カ月も経たないうちに、Sony Picturesと配信契約を交わすことに成功した。まだ名の知られていない会社が急速な勢いで、映画会社から注目されるようになっている。
GUBAとSony Picturesの両社は米国時間7月10日、Sony Picturesの長編映画100本をGUBAのオンラインストアで提供開始することに合意したと発表した。
同社が最初に契約したWarner Bros. Entertainmentは、2週間前より、GUBAのサイト上で200本の映画を提供している。
ウェブ上でのビデオ共有は、インターネットにおける最新トレンドの1つとなっている。大手エンターテインメント会社はまだスタートしたばかりのビデオ配信企業ににじり寄りを見せている。たとえば、NBCは先日、YouTubeでTV番組のプロモーションを開始した。だが、利益を上げられているビデオ共有サイトはほとんどいない。
GUBAの最高経営責任者(CEO)であるThomas McInerney氏は、同社では利益が上がっていると述べる。そして、Sony PicturesのSean Carey氏によると、これが今回の契約締結につながった理由の1つという。
「(ユーザーが作成したコンテンツを扱うビデオサイトの)ほとんどは、現時点では収益モデルが確立されていない」とCarey氏。「広告モデルを受け入れ始めたところもあるが、GUBAはラインアップに付加価値の高い映画会社のコンテンツを加えた最初のサイトだ」(Carey氏)。
Sony PicturesのGUBAとの契約は、独占的なものではない。Carey氏は、自社の映画が不正にコピーされないよう保護されるなら、どことでも組むつもりだと続けた(GUBAのMcInerney氏によると、GUBAはMicrosoftのデジタル著作権管理技術を利用して、ビデオが不正にコピーされるのを防いでいるという)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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