2005年にeBayが26億ドルもの大金を投じてSkypeを買収した理由が米国時間6月13日夕方に明かされた。
米国時間13日の午後6時、ラスベガスで開催された「eBay Developers Conference」で同社の最高経営責任者であるMeg Whitman氏が基調講演し、VoIPサービス「Skype」とオークションサイトの統合について、方針を明らかにした。BusinessWeekやREUTERSなどの報道によれば、eBayが米国で提供するオークションサイトには、製品リストの横に「Skype Me」ボタンが表示されるようになるという。これを利用して、入札を検討するユーザーは気軽に販売者とVoIPで通話したり、チャットしたりできるようになる。この機能は19日より試験提供される。
eBayが2005年9月にSkypeの買収を発表した際、Whitman氏は「コミュニケーションは、コミュニティとeコマースの核心をなす部分であり、SkypeはeBayにとって最適なパートナーだ」と述べ、問い合わせの多い自動車や業務/産業機器、コレクターズアイテムなどのカテゴリーで、このサービスが売上拡大につながることを期待していると語っていた。しかし、こうしたサービスを追加することでeBayがどれだけの売上拡大を実現できるかという点については当時から疑問視されていた。
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