PtoPファイル交換ソフト「Winny」の完全規制を予定していたインターネットサービスプロバイダー(ISP)のぷららネットワークス(ぷらら)が、この規制を中止するとの報道が5月18日にあった。
ぷららは3月16日にWinnyによる通信を完全に遮断することを発表していた。これはぷららのネットワーク上でWinny特有の通信パターンを分析して、通信を遮断するというもの。しかしこの行為が、電気通信事業法に定められた「通信の秘密」を侵害すると判断された。
ぷららはこのことに対し、総務省に判断を仰いでいたが、「総務省から17日に『電気通信法に抵触する可能性がある』という回答を受けた。しかし(Winnyの)規制は検討を続ける」とコメントした。
総務省はこれについて「利用者の同意を得ることなく通信の停止を行うのは電気通信事業法で定めた通信の秘密の侵害になる」とコメントしている。「(ファイル交換ソフトの)トラフィック制限に関しては通信事業者として正当な業務と認められるが、完全な遮断は正当な業務と認められない」という。
一方、Winnyをはじめとしたファイル交換ソフトによる通信の制限を予定していたニフティは「我々は大前提としてファイル交換イコール悪とは考えていない、一部のファイル交換ソフト利用者による帯域の専有を防ぐための対策だ。総務省へ自社の対策を説明した時点でも、問題があるとは聞いていない」とコメントした。
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