Googleがオーストラリアの大学生と共同で、新規検索プロジェクトを立ち上げた。同プロジェクトは、ユーザーが、検索結果に表示された個々のリンクをクリックしなくても、検索結果からより多くの情報を得られるようにすることを目的としたものだ。
ニューサウスウェールズ大学の博士課程に在籍するOri Allon氏は、自身の検索エンジン「Orion」の開発を継続するために、先ごろよりGoogleに雇われていると、同大学の関係者は述べている。
「OriはGoogleの従業員となったが、これは依然として大学のプロジェクトだ」と同大学の関係者は述べた。同関係者によれば、Allon氏は現在、Googleのカリフォルニアオフィスで働いているという。
Orionは、キーワードを特定して、そのトピックと最も関連性の高いページを見つけ出し、ページの一部を検索結果に表示する。
Allon氏は以前に発表した声明で、自身の技術について「クエリに対する検索結果は、テキストを抜粋したうえで直ちに表示される。そのため、(検索結果に表示された)ウェブサイトにアクセスしなくても、関連情報を入手することができる。もちろん、必要に応じてウェブサイトにアクセスすることも可能だ」と説明している。
Allon氏は声明で「American Revolution(アメリカ革命)」というキーワードを使い、技術の説明をしている。American Revolutionという用語で検索すると、このフレーズが含まれる文字列の抜粋だけでなく、アメリカの歴史やGeorge Washington、独立宣言などのトピックに関連する情報も提供される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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