電通は5月1日、デジタル音楽などのコンテンツの調達・供給を目的とした新会社を設立したと発表した。社名を「メディアラグ株式会社」とし、本社を東京都渋谷区に置く。新会社は電通、トヨタ自動車、ソニーに対して第三者割当増資を行い、その出資比率を電通34%、トヨタ自動車33%、ソニー33%とする。資本金は4億円。
メディアラグは、3社によるe-コンテンツ合弁事業開始のための事業準備会社として活動を開始する。なお、新会社は、同名の会社であるメディアラグ(港区)がこれまで締結してきた音楽配信に関する契約を譲り受けている。
今後は、譲渡された契約を継承し、3社一体となって取扱いコンテンツの種類、質、量の拡充を図るという。「車載端末G-BOOKネットワーク、キオスク端末E-TOWERネットワークなどへ音楽コンテンツの配信を安定的に実施継続していく」(電通)
なお、G-BOOKネットワークとはトヨタ自動車が提供する情報ネットワークサービス。車載型対応端末、パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話端末などへ各種のデジタルコンテンツを提供している。E-TOWERはコンビニエンスストアやトヨタディーラーなどの店頭に設置しているマルチメディアキオスク端末。音楽や地図などの情報を有料で提供している。
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