米国の大手映画会社7社は米国時間4月3日、映画のデジタルダウンロードサービスの提供を今週から開始すると発表した。Warner Bros.、Universal Pictures、ソニー・ピクチャーズ、Paramount Pictures、Twentieth Century Fox、MGMの6社はオンデマンドビデオ配信サービスのMovielinkを通じてダウンロード用コンテンツを提供する。一方、ソニーは、Lionsgateとともに、ダウンロード型映画配信サービスのCinemaNowも利用するという。
ただし、これらのサービスにはマイナス面もある。ダウンロード可能な新作映画の価格は、少なくともMovielinkの場合20〜30ドルで、DVDソフト1枚の価格に匹敵する。旧作映画でも10〜20ドルと決して安くはない。
その対価として、Movielinkからダウンロードした映画はDVDに記録できる。ただし、DVDの再生はPCに限定され、DVDプレイヤーで再生しようとしても技術的に阻止される。また、ダウンロードした映画は2台のPCにまで転送可能だが、携帯型ビデオプレイヤーへの転送はできない。
一方のCinemaNowは、DVDへの記録や他のPCへの転送は一切禁止で、少なくとも現時点ではまだ認められていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス