米プロフットボールの優勝決定戦「Super Bowl」のテレビ中継で放送されるCMのほとんどが退屈だという事実にもかかわらず、視聴者はスポンサーのウェブサイトをチェックしたり、検索エンジンを使ってCMに関連した項目を検索したりしているようだ。
検索エンジンのYahooによると、「第40回Super Bowlのコマーシャル」に関する検索は、米国時間2月5日以来800%増加しており、同社の検索キーワード上位10に入っているという。
スポンサーの1社でWebドメイン登録事業者のGoDaddy.comは、Super Bowlの試合中、同社のウェブサイトが約90万のユニークビジター数を記録したと報告している。これは、通常の日曜日におけるユニークビジター数に比べて1000%以上の増加だという。
「これから1年かけて広告投資を回収する。2005年、われわれの市場シェアは16%から24%に伸びた」とGoDaddy.comの社長Bob Parsons。「視聴者の注意を得ること、これこそが広告の目的だ。視聴者はわれわれの広告を気に入るか、気に入らないかのどちらかだ」(Parsons)
別のスポンサー企業である求人サイトCareerBuilder.comでコンシューマーマーケティング担当バイスプレジデントを務めるRichard Castelliniによると、同社のウェブサイトは40万のユニークビジターを記録し、通常時の25%増となったという。
高い広告費を払う価値はあったのか。「もちろんだ。これ以上の効果はない」とCastellini。そして、「非常に多く消費者がわれわれの求人情報を見ることになり、会社員の間でのわが社に対する認知度が高まる」と続ける。
Nielsen/NetRatingsの報告によると、試合が行われた週(試合前を含む)、Super Bowlスポンサーのウェブサイトへのトラフィックは4%増加したという。前年同期は9%で減少していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来