MicrosoftとYahooは、各々のインスタントメッセージ(IM)サービスのユーザーがメッセージを交換できるようにすることを検討しており、まもなくこのための契約が交わされることになりそうだ。米国時間11日にある情報筋がCNET News.comに明らかにした。
この相互乗り入れでは、テキストと音声メッセージの両方が対象として検討されているが、合意の詳細がまだ最終決定に至っていない点を情報筋は強調した。同情報筋によると、両社は米国時間12日にこの提携を発表する予定だという。
Microsoftのある関係者は、この件に関するコメントを差し控えた。またYahooの関係者からはすぐにコメントを得ることができなかった。
Yahoo、Microsoft、AOLの3大IMサービスプロバイダーは、これまでにも何度か相互乗り入れについて協議したことがあるが、限られた成果しかあがっていない。
Microsoftの「Live Communications Server」を利用する企業では、数カ月前から、複数のIMソフト間でテキストメッセージをやりとりすることが可能となっている。しかし、一般ユーザーが「AOL Instant Messenger」「Yahoo Messenger」「MSN Messenger」のうち2つ以上のサービスを使おうとした場合、複数のアカウントを管理しなくてはならない。なお、「Trillian」のようなサードパーティ製プログラムを使えば、1つのプログラムのなかで複数のサービスを利用することができる。
Yahoo-Microsoftの提携に関する詳細は、Wall Street Journalで11日午前に報じられた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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