Yahooが、ローカルコンテンツの拡充に向けた取り組みのなかで、イベント情報カレンダーサイトのUpcoming.orgを買収した。
Upcoming.orgのユーザーは、自分の予定を管理したり、近隣で開催予定のコンサートやお祭りなどのイベント関連情報を他のユーザーと共有したり、行事カレンダーを自分のウェブサイトで公開することもできる。
Yahooは、自社のローカルコンテンツサービスを8月に改訂しており、ユーザーによるレビューやインタラクティブな地図などの機能を追加した。調査会社のKelsey Groupによると、ローカルコンテンツ市場の売上規模は今後5年以内に34億ドルに達するという。
Upcoming.orgは無料で利用でき、サンフランシスコのMacWorldからニューヨークのコンサートまで、自分が参加する世界各国の都市のイベント情報を公開できる。また、ほかのユーザーが参加したイベントにコメントを書き込んだり、常時更新されるUpcoming.orgのイベントを自分のウェブサイトに組み込むことも可能だ。
今回の買収を最初に報じたAPによると、YahooはUpcoming.orgを統合しない予定だが、いずれは同サイトのコンテンツを使ってYahooの検索機能を強化することも計画しているという。
Yahoo、Google、America Onlineの各社は、ローカルコンテンツに関心を示すユーザーを巡って激戦を繰り広げており、いずれもローカル検索や地図、地元企業評価用の各種ツールを投入してきている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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