サイバーエージェントと米PeerMeは9月28日、資本業務提携を締結し、PeerMeが開発したP2P無料IP電話ソフトをサイバーエージェントの日本語サービスとして「Ameba ピアミー」の名称で開始すると発表した。
Ameba ピアミーは、PCにソフトをインストールしてIDやパスワードを設定すれば、インターネットを通じて無料で誰でも利用できる。現在はベータ版で、Windows 2000/XP以降のOSに対応しているが、今後はMacなど他のOSにも対応していく予定だ。イヤフォンマイクを通じた会話の他にも、インスタントメッセンジャーと同様にテキストの送受信もでき、フォントの切り替えや絵文字も利用可能だ。
今後の機能拡張としては、暗号化による安全性の確保やファイル転送、ゲームなどのコンテンツ提供などを導入していく。
PeerMeは2004年7月28日に設立され、世界的なP2P通信企業として東京や韓国、インド、ブルガリア、テキサス州オースティンで事業展開や開発をしている。日本には2005年7月にピアミージャパンを東京に設立した。サイバーエージェントが運営するブログサービスの「アメーバブログ」をはじめとしたインターネットメディアを通じて、P2P無料ソフトの普及を図ると共に、中長期的に株式の上場を目指す。
一方で、サイバーエージェントはこれまでのノウハウを生かしてAmeba ピアミーの利用者を増やし、来年度中に日本における利用者の100万人突破を目指す。
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