フェンリルは9月14日、タブブラウザ「Sleipnir 2.00」のベータ5をリリースした。起動をはじめとする動作速度を向上させたほか、旧バージョンのSleipnir 1.66にあったポップアップブロック機能などを復活させている。Sleipnir 2.00の公式サイトから無料でダウンロードできる。
動作速度を向上させるため、ソフトウェアのコード面から見直した。また、新たに多数のプラグインをまとめて読み込んで起動を高速化する「Sleipnir Speed Launcher」機能を実装した。Windows 98/98SE/Me/2000の場合、「SleipnirSpeedLauncher.exe」というファイルをスタートアップに置くことで高速化するという。ただし、Windows XPの場合は逆に起動が遅くなる恐れがあるとのことだ。
検索バーで「Web検索」を選択して検索した場合、「Sleipnir Search」というSleipnirブランドの検索結果が表示されるようになった。Sleipnir Searchはエキサイトとの提携によって実現したサービスで、検索の結果自体はExcite(検索エンジンはGoogle)で検索した場合と同じだが、広告などが異なって表示される。
また、新たにブログ検索エンジンの「NAMAAN(ナマーン)」を運営するNAMAANや、価格比較サイトの「ECナビ」を運営するアクシブドットコムと提携し、検索バーから各社のサービスが利用できるようになった。NAMAANは「新着情報検索」で、ECナビは「価格比較検索」で利用できる。なお、検索バーの検索エンジンメニューは今回からユーザーが編集できるようになっている(画面1)。
また、Sleipnir 1.66にあった機能も復活した。ポップアップブロックやページブロック、最後に閉じたページを復元する機能が実装された。クリップボードにURLを送ることでページを開いたり、タブを閉じたときにクリップボードを空にしたりすることもできるようになっている。さらにブックマークレットに対応し、ツールバーにはSleipnir 1.66と同じボタンが割り当てられるようにもなった(画面2)。
画面1:検索バーの検索エンジンメニューがカスタマイズ可能になった |
画面2:ツールバーもカスタマイズ機能が強化され、「最近閉じたページ」「すべて更新」「自動更新」といったSleipnir 1.66でおなじみのボタンが割り当てられる
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画面3:RSSリーダーの「RSSバー for Sleipnir」では、新版が実装されて未読のRSSに矢印のアイコンが表示される
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