グリーは8月25日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の「GREE」において、総選挙特集ページ「GREE総選挙2005」を開設したと発表した。
特集ページでは、総選挙に関連するGREE内の日記やコミュニティ、フォトアルバムを集約するほか、若手起業家157名が発起人となってSNSとブログにて選挙参加を呼びかける市民運動「YES! PROJECT」の公式SNSページを公開する。
YES! PROJECTのYESは、Young Entrepreneurs' Societyの略で、プロジェクト発起人はグロービス代表取締役の堀義人氏やグリー代表取締役社長の田中良和氏など、157名の起業家たちだ。彼らが、ブログ読者やSNS参加者の中心となる20代から40代前半の若者に対し、「選挙に行こう! YES!」「改革をすすめよう! YES!」「もっと発言をしよう! YES!」といったメッセージを発信する。選挙の投票に行かないのも、こうした世代が中心であるためだ。発起人らは、「この世代が立ち上がれば、必ず日本は変わる」としている。YES! PROJECTの公式サイトは、http://www.yesproject.com/で、公式SNSが今回GREEの特集ページ内に設置されるhttp://gree.jp/sp/yes/となる。
海外では、韓国大統領選挙やアメリカ大統領選挙などにおいてSNSが活用され、社会インフラとしての存在感を高めている。こうした事例を元にグリーでは、「GREEのユーザーも20万人を越えており、大規模SNSを運営する企業として社会責任を果たすべく、特集ページの開設に至った」としている。「GREEユーザーが発信した総選挙に関する口コミ情報を特設ページに集約することで、ユーザーの政治に対する意識を高めると共に、蓄積された口コミ情報による二次的な情報伝播を通じて社会全体の世論形成を喚起したい」(同社)
YES! PROJECTの公式SNSページを開設するに至った理由としてグリーでは、「YES! PROJECTの発起人にはGREEに参加している起業家が多い。そこで、YES! PROJECT発起人のGREEプロフィール一覧を掲載し、GREEユーザーの主体となる若者の関心を高め、YES! PROJECTへの賛同を呼びかけたい」としている。また、GREE内にて選挙に関する掲示板を立ち上げ、口コミでYES! PROJECTの伝播を図るという。
こうしたネットの取り組みだけでなく、イベントも開催する。9月7日には、起業家と若者の集いとして、「YESナイト」を開催する予定だ。
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