ブログ検索サービスやブログマーケティングリサーチを行うテクノラティジャパンは8月23日、衆議院選挙に関するブログを調査し、その結果をグラフ化して公表した。
同社では、衆議院の解散を受けて8月8日からブログ検索サイト「Technorati.jp」において「選挙特集コーナー」を開設し、選挙に関するブログやキーワードの動向を毎日レポートしている。
今回の調査は8月15日から23日の間、国内主要ブログサービスを利用する62万余りのブログを対象に実施した。「自民」「民主」などの政党名(グラフ1)や「亀井静香」など話題となっている人物名(グラフ2)をはじめ、「マニフェスト」などの選挙関連キーワードでブログ検索をし、ヒットしたブログの記事数をグラフ化した。
同社では、「一般的な世論調査では有権者の支持政党などを調査し、選挙結果の予測に役立てられるのに対し、ブログリサーチでは設定したキーワードに対する有権者の関心度が測定できる」と特徴づけている。そして、「例えば今回の調査では、『郵政民営化』について言及しているブログの記事数はここ数日で急増している一方、「マニフェスト」についてはあまり書かれていない実態が明らかになった」としている(グラフ3)。
米国では2004年の大統領選挙において、米Technorati.comの技術を活用して選挙演説中と演説直後の共和党派、民主党派のブログの数の推移をテレビ局にリアルタイムで提供し、大統領選の行方を占うのに活用された実績がある。今回の日本での調査結果は毎週火曜日に発表し、要望があればテレビ局や報道機関にデータを提供していく方針だ。
グラフ1 新党の急伸が目立ち、自民、民主に追いつく勢い 出典:テクノラティ |
グラフ2 候補者別では、8月20日に堀江貴文氏が亀井静香氏を抜き去り、その後も勢いづいている。この2人に比べると他の候補者はおとなしい 出典:テクノラティ |
グラフ3 キーワードの推移を見ると郵政民営化と年金が最大の関心事といえそうだ 出典:テクノラティ |
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