オーディオブックなどを手掛けるAudibleは、The New York TimesやThe Wall Street Journalなど同社が扱う定期出版物の記事をポッドキャスト配信する計画を進めている。
ポッドキャストは、MP3プレイヤーなどに転送可能なオーディオファイルで、Really Simple Syndication(RSS)標準を使って配信される。まだ発展途上の同技術は、各ウェブサイトの運営者やブロガー、ポッドキャストの発信者らが、新コンテンツ公開の通知やマルチメディアファイルの配信に使っている。同社はこの計画を米国時間24日に発表した。
Audibleによると、このサービスのユーザーは登録したコンテンツが更新されると、自分のコンピュータや携帯端末で自動的にそれを自動的に受け取れるようになるという。このツールは当初Audibleの顧客とコンテンツパートナーだけに提供されると同社は述べている。
RSSは、Microsoftが24日に同技術のサポートを正式に認めたことを受け、大きな注目を集めるようになった。Microsoftは、次期バージョンのInternet Explorerと来年登場予定のLonghorn版WindowsでRSSをサポートする。
同社はさらに、順番付きリストをサポートするRSS仕様の拡張も提案している。現在RSSフィードは個々の項目が送信された時間の順番に並んでいる。発信者側で情報の順番を指定できるようになれば、電子商取引で同技術が一段と扱いやすくなる。
なおAudibleでは、「BBC News Hour」や「The Charlie Rose Show」、そしてNational Public Radioの「This American Life」といった番組も取り扱っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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