Apple Computerは最新バージョンのiTunesで、iPodから曲を抜き出せるようにするプラグインソフトを利用できないようにした。
Appleは先週iTunes 4.7を公開し、iPod Photoのサポートや、音楽ライブラリ中にある重複した曲の検索/削除といった新機能を発表した。その同社は今週に入って、iTunesのバージョン4.7でiPodDownloadとの互換性がなくなったことを正式に認めた。iTunes用の同プラグインは、iPodからiTunesへ曲をコピーできるようにするもので、Appleはこの機能を認めていなかった。
iPodDownloadのほかにも、iPodから曲をコピー/復旧するためのプログラムはいくつかあるが、どれもAppleが認めたものではない。
Appleはこれまで、iTunesソフトのアップデート時に、同社の意に反してファイル共有機能を実現するサードパーティー製ソフトを無効にしてきた。同社はまたiTunesの旧バージョンを使うユーザーに対して、バージョンアップを強く推奨していた。
Appleの関係者は同社がiPodDownloadを無効化した理由を明らかにしていない。同プログラムの開発元は、利用しているウェブホスティング会社にAppleの弁護士から接触があったことを受け、同ソフトウェアの配布を既に中止している。
Sylvain DemongeotはiPodDownloadのウェブサイトについて、「サービスを依頼しているウェブホスティング会社にAppleが圧力をかけ、サイトが1時間以上にわたって停止されたため、このプラグインを引き上げなくてはならなかった」と語った。
Appleは、iTunes 4.7アップデートでiPodDownloadが無効になったことを正式に認めただけで、それ以外のコメントは控えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス