ロンドン発--Microsoft最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmerは、ロンドンでの記者会見の席でも、ライバルのApple Computerに嫌味を言うチャンスを逃さなかった。
Ballmerによる今回のApple批判は、DRM(デジタル著作権管理)技術に関するものだった。DRMはレコード会社や映画制作会社などが自らの知的所有物をコントロールする--または少なくとも、すべてのロイヤリティが支払われていることと、著作権が守られていることを徹底させるための技術だ。
「我々は何年も前からWindowsでDRMを実現している」とBallmerは述べ、さらに「iPodのなかにある音楽で1番多いのは、盗まれたものだ」と付け加えた。
Ballmerはまた、「人々が音楽を盗む理由の1つは金銭的なものだが、このほかに現在のDRM技術が使いにくいというのもある。我々は今後も我が社のDRMの改善を続け、もっとクラックしにくく、もっと、もっと、もっと使いやすいものにしていく」と語った。
しかし、Ballmerはこの戦いで勝利するのは簡単ではないことも認めている。「大半の人々はまだ音楽を盗んでいる。我々は技術を開発できるが、それでも人々が音楽を盗む方法は手段は存在する」(Ballmer)
Ballmerはこの問題を、自身の家庭でも実感していると述べた。
「12歳になる私の子供は、自分が聴きたいと思うすべての音楽を、思い通りの場所すべてに置いておくわけにはいかないと言われるのが不愉快なようだ」とBallmerはジョークを飛ばした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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