レコードレーベル各社のつくる団体が、米国時間24日に、年内にも新しいディスクのフォーマットを登場させる計画を発表した。この新フォーマットでは片面がCD、もう片面がDVDとなる。
EMI Music、Sony BMG Music Entertainment、Universal Music Group、Warner Music Groupなどの大手音楽レーベル各社のつくる業界団体、DualDisc Consortiumによると、「DualDisc」というこの新フォーマットはCD面にアルバム全曲が収められ、もう一方のDVD面にはDVD-Audioのような高音質で記録した音楽を全曲収録することになるという。このDVD面にはまた、音楽ビデオやインタビュー、フォトギャラリー、ウェブサイトへのリンク、コンサートの映像、歌詞など、さまざまなデータを収めることが可能だと、同コンソーシアムは述べている。
DualDiscは、現行のCD/DVDディスクを再生できるほぼすべてのプレイヤーと互換性があり、10月には市場に出回りはじめると、同団体では説明している。
この発表の背景には、従来の音楽販売が、オンラインでの違法なファイル交換や合法的な音楽のダウンロード販売からの圧力にさらされている現状がある。
DVD-Audioフォーマットを含む、高音質のオーディオディスク技術は登場からしばらく時間が経つものの、いまだに市場で受け入れられたとは言い難い状態だ。
DualDiscについては、今年に入って実施した市場調査で、消費者から素晴らしい反応が得られたと、同団体は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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