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フィードのビジネス活用事例から今後を探る--FBSカンファレンス

2005/12/11 15:06
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 12月8日に東京都内でFeed Business Syndication(FBS)主催の「FBSカンファレンス」が開催された。「バトルトーク-II:Feed Marketing」と銘打たれたセッションではNTTレゾナントマーケティングプランナーの上原仁氏、テクノラティジャパンテクニカルマネージャーの佐藤匡彦氏、サイボウズネットサービス部ジェネラル・マネージャーの小川浩氏の3名がフィードビジネスのこれからについて討論した。モデレーターはルート・コミュニケーションズ代表取締役の塚田耕司氏。

 まずは3名が、自社のフィードマーケティング事業を紹介した。なお、事業紹介にあたっては塚田氏からいくつかのお題が与えられた。

「日本発」と「蓄積」が強み--NTTレゾナント

 「行動支援メディア、goo 2.0」を標榜するNTTレゾナント上原氏は「RSSという言葉はまだ一般的でない」とし、この言葉をもっと一般にも広めていく使命を感じているという。同社ではRSSに強いポータルを目指しており、現在40万人のユーザーがいるgooブログで「RSSを作り」、40万ダウンロードのgoo RSSリーダーで「RSSを閲覧する」サービスを提供し、ブログ検索で「RSSを集め、探す」手伝いをする。ブログ検索機能は年内に1億記事を収集予定だ。

 goo RSSリーダーではウェブ版でAJAXを使ってカスタマイズ性を高めたり(関連記事)、PCと携帯電話で同様に情報を扱えるようにしたりといった工夫も行っている。

 上原氏は、同社の強みはこれまでサービスをやってきた蓄積がある点だと話す。例えば映画情報だけでも40万件持っているという。また、GoogleやYahooとの比較では、日本のサービスということで、日本語の扱いや文化の違いを含む地域性をよりうまく反映したサービスを展開できるとした。

 収益につながるビジネスとしては、最近、エキサイトと組んでクロスリスティングというコンテンツマッチ広告事業を立ち上げた(関連記事)。

 「検索結果の価値を高めるためにやっていること」というお題について、上原氏はアダルト情報などのフィルタリングを行っているほか、サイドバーに表示される情報ではなく、ブログ記事本文だけを対象とした検索サービスを提供しているとした。また事業の目標については、ブログサービス、RSSリーダーサービス共に、アクティブユーザー数でナンバー1になることを目指しているという。

高いカバレージ率とOEM展開を狙う--テクノラティジャパン

 2番目に登場したテクノラティジャパンは、ブログ検索サービスに特化した事業形態となっている。

 主要サービスのキーワード検索では、過去12時間でもっとも検索されたキーワードをランキングで表示しており、これも注目を集めている(このランキングはフジテレビ系の深夜番組「井の中のカワズ君」でも使われている)。

 テクノラティでは、キーワードを含むブログ記事だけでなく、そのブログが他のいくつのブログからリンクされているかも調べることができ、URLでの検索にも対応している。

 同社は他にサービスのAPIを公開している。実際、このAPIはCNET Japanの「ブロガー注目記事ランキング」やXbox 360のプロモーションサイト「JUMP-IN.JP」でも活用されている。

 同社の強みとして、佐藤氏は人材を挙げた。Web 2.0で注目を集める技術の多くに、米Technorati本社のスタッフが関わっている、という。

 現在、ビジネスとしてはバナー広告やAPI公開によるサービスのOEM事業などを展開している。GoogleやYahoo!との差別化については、「ブログしか検索していない代わりに、ブログのカバレージ率が高いこと」を挙げた。ブログの数は毎日1万件くらい増えているが、同社は現在約8〜9割をカバーしているといい、現在検索可能はブログの数は約400万件。存在するブログをすべて検索できることを目指しているという。

 「検索結果の価値を高めるためにやっていること」については、スパムブログ(SPLOG)や公序良俗に反するブログ、アフィリエイトのみのようなブログはあらかじめ検索対象から外すという「データのクリーニング」作業を行っているということだ。

 また既に米国で提供しているタグサービスを日本でも始める予定だという。これが始まれば、例えば検索後に「iPod」というタグを選ぶことで結果をiPod関連のものだけに絞り込むといったことが可能になる。また、検索結果を各分野で人気が高いウェブサイト(オーソリティー)の順で並べ替える機能も用意するという。

 事業目標としては、今後、公開したAPIを通して日本独自のサービスを生み出したいとした。

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