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豪PtoP訴訟、Kazaa側が敗訴--米レコード業界は判決を歓迎

2005/09/06 19:43
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 シドニー発--豪州連邦裁判所は現地時間9月5日、ファイル共有ソフトウェア「Kazaa」の開発元であるSharman Networksのマネージャらが、ユーザーの著作権侵害行為を容認したとの判決を下した。また、同裁判所は、Sharman Networksに対し、著作権侵害を防止するためにKazaaを修正するよう命じた。

 豪州連邦裁判所のMurray Wilcox判事は、Kazaaソフトウェアが大々的に著作権侵害に悪用されたと主張するUniversal、ソニー、Warner、Festival Mushroomを含むレコード会社に概ね有利な判決を下した。各レコード会社はまた、Sharman Networksの親密なパートナーでKazaaに検索技術を提供している米国のAltnetも提訴していた。

 Wilcox判事は、被告であるSharman Networks、LEF Interactive、Sharman最高経営責任者(CEO)のNicole Hemming、Altnet、Brilliant Digital EntertainmentのCEOであるKevin Bermeisterに対し、レコード会社側の訴訟費用の90%を支払うようにも命じた。

 Wilcox判事は、Kazaa側が豪州の取引慣行法に違反し、陰謀に関与したというレコード会社の主張を棄却した。またKazaa側のマネージャらが著作権侵害に直接関与したとの業界側の主張も「大げさである」として退けた。「ユーザーが音楽を録音する際に原告側の著作権を侵害するのをKazaa側が容認したというのが、主張としては妥当だ」と同判事は述べた。

 Wilcox判事は、Kazaaが2つの条件のうちいずれかを満たせば、事業を継続できると述べた。1つめは、新規ユーザーがダウンロードするソフトウェアの現行バージョンと将来のバージョンに「強制的なキーワードフィルタテクノロジー」を搭載し、既存のユーザーに対し同テクノロジーを搭載した新バージョンにアップグレードするように最大限の圧力をかけるというもの。2つめは、TopSearchというAltnetの検索ソフトウェアが著作権侵害にあたらない作品しか提供できないように制限するというものだ。

 被告側のSharman License Holdings、Sharman技術最高責任者(CTO)Philip Morle、Brilliant Digital Entertainment、AltnetのCTO、Anthony Roseに対する訴訟は棄却された。

 違法な音楽ファイルの共有に断固とした態度を示す米国レコード工業会(RIAA)は、Wilcox判事の判決を大いに歓迎した。

 「この判決は何よりもまず、合法的なオンライン音楽サービス、これらのサービスに命を吹き込む創造的コミュニティ、そして、いつも新しい音楽を待ち望んでいる音楽ファンにとって全面的な勝利である」と、RIAA会長のMitch Bainwolは声明のなかで述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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