IBMは米国時間11月4日、クラウドコンピューティングへの取り組み、および学習の中でのコラボレーション技術活用について、教師や学生を支援するプログラムを発表した。
「IBM Cloud Academy」と名付けられたこのプログラムは、非営利団体EDUCAUSEの年次大会で発表されたもので、スタート時から世界各国の教育機関が参加団体として名を連ねている。EDUCAUSEは、情報技術の賢明な利用を促進することによって高等教育を進歩させることを目的とした団体だ。
IBMは同プログラムに対し、クラウドベースのインフラストラクチャおよびサービス開始に合わせて用意される基本的なコラボレーションツールを提供する。新サービスの土台となるのは、IBMの「LotusLive」サービスだ。参加者はこの新しいシステムで、以下のような非常に基本的な戦術的機能を当初から利用できる。
大学などの高等教育機関を結ぶ共同研究は、以前から技術革新に必要不可欠なものだが、多くのプログラムではそのためのきちんとしたツールが用意されていない。クラウドサービスはこうしたプログラムを運用するには絶好の場所で、特に多国間にまたがるグループでは、提携相手のデータにすぐにアクセスする必要があるためなおさら重要となる。
クラウドコンピューティングは学術界にとって大きなメリットがあり、IBMはこのCloud Academyプログラムでその点を次のように強調している。
大学(もっと端的に言えば学生ということになるだろうが)は、現在および将来のクラウドサービスが狙う市場というだけにとどまらない。大学や学生がソフトウェアの機能として期待するものは、10年前と比較しても違ってきている。今回のIBMのような取り組みは、アプリケーションの利用の枠を広げ、イノベーションを増進するのに役立つはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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