「Windows XP」が搭載されたネットブックユーザーが、どのように「Windows 7」へと移行可能かをめぐっては、これまで何カ月も議論が交わされてきたものの、ついにMicrosoftは答えを見出した。
Microsoftは米国時間10月22日、Windows 7の購入者がOSのブータブルUSBドライブを作成し、ネットブックのアップグレードに活用できるよう、同社米国オンラインストア上でツールを追加提供した、
同社のChris Flores氏はインタビューに応じて「多くのWindows XPが搭載されたネットブックが存在しており、ネットブックでWindows 7へのアップグレードを望む熱心なユーザーが、可能な限り容易にアップグレードできるようにしたいと考えてきた」と語っている。
同ツールは、ダウンロードしたWindows 7のコピーをUSBドライブ(スティック型でもポータブルHDDでも対応)に移すプロセスを丁寧にガイダンスするという。
とはいえ、依然としてネットブックユーザーには、コンピュータのBIOS設定を自分で変更し、PCのHDDよりもUSBドライブを優先的な起動デバイスに指定する難関が待ち受けている。
Flores氏は「一般的なユーザーにBIOSの設定を推奨することはできない」と述べている。経験則としては、BIOSの設定変更が何を意味するのかを理解していないユーザーは、おそらくこの設定を行うべきではないのだろう。
また、USBドライブの空き容量が最低でも4Gバイトはあるかをチェックし、Microsoftが提供している互換性の確認を進めるアップグレードアドバイザーツールを活用して、ハードウェアとソフトウェアの両面でWindows 7に対応しているかどうかをチェックしておくことが必要である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」