GNU General Public License(GPL)の元で配布されているソフトウェアユーティリティパッケージ「BusyBox」のプログラマーたちが、ライセンス条件に違反しているとして起こしていた2つ目の訴訟を解決した。GPLはたくさんのフリーソフトウェア製品とオープンソフトウェア製品の使用条件として適用されているソフトウェアライセンスである。
Busybox開発者の代理を務めるSoftware Freedom Law Center(SFLC)によると、このたびの和解に応じたのはネットワーキング製品を展開するXterasysという。
SFLCは米国時間12月17日、「和解の結果、対応するソースコードが完全にウェブサイトに公開されたのをSFLCが確認するまで、XterasysはBusyBoxのバイナリを配布しないことに同意した。ソースコードが完全に公開されていることをSFLCが確認次第、Xterasysは再びBusyBoxをGPLで配布できるようになる」と述べた。また、SFLCによれば、Xterasysはオープンソースコンプライアンスの責任者を指名すること、XterasyからBusyboxソフトウェアを取得したであろう人たちにGPLの権利を通知すること、Busyboxのプログラマーたちにお金を払うこと(金額は不明)に同意したという。
Busyboxのプログラマーたちは11月にXterasysとHigh-Gain Antennasを提訴した。その直前にはMonsoon Multimediaを、そして直後にはVerizon Communicationsを提訴している。こうした動きから、少なくとも一部の人たちは、GPLの遵守について法的な措置を以前よりも強化したいと考えていることが分かる。
MonsoonはGPL訴訟を10月に解決している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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