Microsoftはこのほど、新たなホスティング型顧客関係管理(CRM)サービスの計画を発表したが、ライバル各社はこれにすばやく反応した。
Microsoftの価格設定は、明らかにSalesforce.comのサービスに真っ向から対抗するものだった。SalesforceはMicrosoftの市場参入表明に即座に反応し、Microsoftは時期を示さずに計画を話している段階で、実際に製品をリリースしたわけではないと片づけた。
Salesforceの企業戦略担当バイスプレジデント、Bruce Francis氏は、発表の中で「(男子テニス選手の)Roger Federer氏がウィンブルドン選手権で優勝した回数より、Microsoftがこのサービスの計画を発表した回数の方が多いのではないか」と述べている。
CRM関連の企業では、他にもSugarCRMが、ライバル各社がホスティング型から顧客側配備モデルへ移行する選択肢を提供してない点を指摘し、同社はその選択肢を提供していると、自社製品の優位性を強調した。
SugarCRMで企業マーケティング担当バイスプレジデントを務めるTara Spalding氏は電子メールの中で「SugarCRMはオンデマンド型からオンサイト型へ、またその逆の方向へと顧客が切り替えられる機能を2004年12月から提供し続けており、たくさんの顧客がこれを利用している」と話している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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