ソニーは4月27日、インターネットを使った映像共有サービス「eyeVio」を開始した。このeyeVioを構築したのは、ウルシステムズだ。同社が27日明らかにした。
eyeVio構築プロジェクトにおいてウルシステムズは、AjaxやマッシュアップなどのWeb 2.0技術を活用し、ウェブでありながらユーザーがリビングでテレビを見る時と同じような映像視聴を可能にした。ウルシステムズでは、2週間に1回リリースする反復開発の手法と要件を動的に管理するツールを用い、ユーザーからのフィードバックやビジネスアイデアを迅速に反映した。
プロジェクト全体はウルシステムズが統括したが、パートナーと共に少数のクロスファンクションチーム体制を整備した。ユーザーインターフェースの設計やデザインなどはシンクが、実装はギガプライズとの連携で実現した。
ウルシステムズは、「ユーザーに広く受け入れられる新しいインターネットサービスを立ち上げるためには、ビジネスのアイデアをすばやくシステム化できる設計力や、少人数かつ短期間でユーザーのフィードバックを反映しながら作り上げていく柔軟性のある新しい開発方法論、企画・設計からデザイン・開発に至る工程を網羅できるチーム体制が必要不可欠だ」としており、eyeVio構築パートナーとして同社が選ばれたのは「わが社は、上流設計や先端技術の導入、短期開発体制の整備で定評があるため」としている。
ソニー コーポレートディベロップメント部 ネットメディア開発室 チーフプロデューサーの本間毅氏は、「本プロジェクトを少人数で統括し、短期間で新サービスの実現に導いてくれたウルシステムズコミュニケーション力と技術力に今後も期待している」と述べた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」